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アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

声なきものの声が全く聞こえない血筋

 

 

モノはしゃべる。

人間の言葉を発する訳ではない。

 

なんとなく気になるモノから

何かしらのメッセージを

受け取っていると思う。

 

たとえば、出し忘れていた手紙。

締め切りの近い申込書。

連絡しそびれている誰か。

 

そういうコトやヒトに関連のあるモノが

やたらと目につき

「そういえば、あれを忘れてた」

と、脳内情報が喚起される。

モノはそんな風におしゃべりをする。

 

具体的に音を出すときもある。

反対に回して開かないフタ。

動かしてはいけない方向に

力がかかったときのキシミ。

 

どうやらダンナは全く聞こえないらしい。

 

だから、よくモノを壊す。

動かないモノを力づくで動かし

破壊するまでやめない。

 

ピザ用カッター

猫のエサ入れ

オリーブオイル入れ

 

どれも悲鳴をあげていたのに

無視して壊した。

 

どうやらお義母さんから

受け継いだ遺伝子のようだ。

 

洋服ダンスの取っ手

冷蔵庫の中の棚

プラスチックケースのふた

 

ダンナの実家のあちこちに

声なきものの声が聞こえない人間の

軌跡が見受けられる。

 

そしてその血は次男へと流れる。

 

コンパス

鉛筆削り

ボールペン

 

どうやったらそんなに

モノを壊すことができるのか

不思議なほどに破壊魔だ。

 

きっと、モノに惚れっぽくて

執着心の強いワタシへの

耐性テストのためなんだろうな。

 

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