アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

何もできないときは時計を見る猫になる

どこかで誰かが

苦しんで泣いている。

 

その事実を知っていても

自分では何もできないとき

私は猫になる。

 

守るべき家族がいて

こなすべき仕事があるから

毛づくろいと昼寝とゴハンだけで

一日を終えるわけにはいかない。

 

だから時計を見ることができる猫になる。

過ぎ去ったことも

これからのことも考えない。

 

黙々と目の前にあることをやる。

 

散らかっているものを整え

食事の支度をして

後片付けをする。

 

仕事を順番に片づけ

必要なものを買いに行く。

 

苦しんでいる誰かの代わりに

私が泣いたって

その人の悲しみが減るわけではない。

 

そして

眠りにつく前に祈る。

 

その人の苦しみが

少しでも早く和らぎますように。

 

そして

猫のように眠る。

 

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foto Yaegashi Luna