アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

土曜日の午後に見つけたもの

 

本にほとんど興味を示さなかった長男が

ハリーポッターに惚れた。

どうしても自分で本を買いたいと

言い続けて1週間。

 

誕生日パーティーに呼ばれた次男を

車で送ったあと本屋へ。

 

即決型の長男はすぐに2冊選んだ。

 

本屋嫌いの次男がいないから

少しゆっくり店内を散策。

 

閉所が苦手なダンナは外へ。

 

私のペースに付き合うことができる

ただ一人の長男も

しびれを切らし始めた頃

とある本棚の中央に

私の分身を見つけた。

 

本のシンボルは羽。

装幀も内容も私好み。

 

というよりも

「これは私」と感じた。

 

給料日まで待てば?という

ダンナの言葉には耳を貸さずに

「もう一人の私」を

胸に抱いて帰宅。

 

ダンナの給料日と

私のパーツの発見は全く関係がない。

 

こういう出会いがあると

ずっと前のワタシならば

興奮して眠れなかったかもしれない。

 

今はシンプルに

「あ、やっぱりあった」と思う。

 

この本は

欠けていたピースではなく

私の人生を描くのに必要な絵の具。

 

帰宅直後すぐに戯れると

やはり次々とヴィジョンが浮かぶ。

これからの流れが見える。

 

 必要なときに

必要なものは

必ずやってくる。

 

 

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foto Yaegashi Luna  a Genova 2010