アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

事実をサラッと言っても問題ない

以前にイラストブログで触れた

パウロ・コエーリョ氏の本。

yluna.hatenablog.com

 

この童話のような「アルケミスト」に

登場する人物(錬金術師)が

 

「本当のことを言っても案外大丈夫。

簡単に信じてもらえないものだから。」

 

というようなセリフを言う。

 

詳しい状況は忘れたが

確か手元に「金」があって

そのことをサラッと誰かに伝えた。

その人物と一緒にいた少年は

秘密を明かして大丈夫か心配した。

 

その少年に錬金術師が言ったのが先のセリフ。

 

つまり鞄の中に

3億円相当の金塊が入っていて

 

「ここに3億円分の金が入ってるよ」

 

と公言しても

ほとんどの人は信じないから

心配することはない。

そういうことだ。

 

例えば私が友人や知人や家族に言う。

 

「人生の秘密がすべてわかる

扉を開ける鍵を持ってるよ。欲しい?」

 

すると愛しき人々はこう言う。

 

なにそれ、頭打ったの?

馬鹿な事言ってないで早く仕事しなさい。

なに言ってんの、それより飯、腹減った!

 

それでいいのだ。

 

それぞれのタイミングで

自分だけの鍵を自力で手に入れないと

扉は開かないから。

 

 

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foto Yaegashi Luna