アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

「誰」に焦点を絞らない

中学3年生のとき

卒業生のインタビューを

校内放送で流すという企画に

指名されていろいろな質問に答えた。

 

「尊敬する人は誰ですか」

この問いに

「いません」

と答えたことを覚えている。

 

いつも思っていた。

 

偉業を成し遂げた世界的に有名な人も

いわゆる無名の隣のオジサンも

誰にでもいい所はあるし

好きになれない部分もある。

 

まるごと手放しで

尊敬できる人はいない。

 

裏を返せば

誰もが尊敬に値する部分を持っている。

 

何かが狂うのはいつも

「誰」に焦点を絞りすぎるから。

そう思う。

 

誰かを盲目的に信じたり

崇拝したり

追いかけたり

責めたり。

 

そうすると大切なものが見えなくなる。

 

猫はやさしく撫でてくれる人の

地位や名声など全く気にしない。

業績ではなく

あたたかい掌だけで判断する。

 

 

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foto Yaegashi Luna