アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

教育という仮面を被った侵略行為

ほんの数時間前

ダンナが息子たちに説教を始めた。

 

ダラダラと電子画面に

張り付いていないで

何かをやれ!勉強しろ!

 

いつもは朝早く起きて宿題や

試験勉強をする次男は

これ以上怒らせないために

立ち上がって自分の部屋に行った。

 

長男は頑なに自分がやりたいゲームを

彼のペースで続ける。

彼の主な勉強時間はバスの中。

1時間近く座って通学しているから

結構じっくり本が読める環境。

 

誰よりも早く家を出るダンナは

家でのんびりしている

息子達の姿しか見ていない。

 

自分が勉強をしなかったせいで

人生の選択肢が狭くなって

仕事を選べないと思い込んでいる。

 

だから俺のようになるな。

勉強しろと叫ぶ。

それを後押しない私を

教育を放棄しているとなじる。

 

自分がやりたかったことを

誰かに強要するのは

他人の世界への侵略行為。

 

教育という仮面をつけて

こういう行動をとるニンゲンは

うじゃうじゃいる。

 

私は侵略されたくないからしない。

 

自分が出来ないことをやれと

無茶な注文をする前に

すべき行動をしてあるべき姿を示す。

 

自分の子供は他人ではないと

ダンナは主張する。

 

家族ではあるけどあなたの分身じゃない。

 

ダンナも息子たちも

家族だけど私の分身ではないから

彼らの世界を私は侵略しない。

 

 

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foto Yaegashi Luna