アレコレ楽書きessay

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未成年者強制就労強要罪

で、逮捕されるかと思った。

 

延期になっていた少年たちの宴。

yluna.hatenadiary.com

 

フタを開けてみれば

ボーイスカウトの

小グループの集いだった。

 

「夕飯は持ち寄り。

ナントカカントカプロジェクトで

5つ巾着袋を作るんだ。

ミシンと布とヒモはうちにあるよって

みんなに伝えた。」

 

ムスコよ。

お前の母はドラえもんではない。

エプロンの前についているのは

3次元ポケットだ。

お前のコードネームは「のび太」だ。

 

午後4時30分。

本日締め切り母の仕事、終了。

シャワーをあきらめて

今晩の戦闘に備えることにした。

5時30分まで爆睡。

 

午後6時。

テーブル、ミシン、布、

裁縫道具、アイロン、準備完了。

 

午後6時10分。

グループのキャプテン到着。

たった10分の遅刻、さすがキャプテン。

 

彼の持参した夕食は

ポテトチップス、クッキー、

炭酸飲料オレンジ味。

バランスのとれた不健康食だ。

 

午後6時20分。

あらかじめ不参加の連絡がなかった

残りの2人に、のび太とキャプテンが電話。

 

「体調がすぐれない」

仕方ない。

でも少年Aよ、連絡ぐらいよこせ。

 

「お父さんの誕生日だから」

少年Bよ、お前の父の誕生日は

365分の1の確率で固定されている。

連絡を受けた2日前に

そう答えるべきだろう。

 

午後6時30分。

援護天使、到着。

計画性と行動力のない彼らを

導く彼女は2・4・7歳の3児の母。

あっぱれ、拍手喝采。

 

午後8時。

なんとか形が見えた時点で

援護天使、帰宅。

子供を寝かしつけたあと

スカウトの指導者会議だそうだ。

人間国宝だ。

 

午後8時30分。

ダンナが立食バイキングコーナー準備。

 

午後10時15分。

自分の袋が出来た時点で

キャプテン、帰宅。

 

午後10時30分。

のび太とその弟、就寝。

 

午後11時。

未成年者強制就労強要罪を逃れ

作業場閉鎖。

 

午前1時。

デジタル仕事終了。

 

神様ありがとう。

あたたかい寝床を与えてくれて。

 

午前3時。

五十肩で激痛を訴えるダンナに起こされる。

 

神様ありがとう。

健康の大切さを教えてくれて。

 

神様、今願うことはひとつだけ。

 

眠らせてくれ。

 

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