ほんの少し昔
ワレワレ人間の
人生の選択肢は
12色の色鉛筆から
好きな色を選ぶような
感じだったと思う。
現在、先進国と呼ばれる国に
生まれ育てば
「267万色から好きなだけ選べ」
という感じだ。
何を食べるか
何を着るか
何を学ぶか
何を仕事にするか
何を趣味にするか
何を読むか
何を聞くか
何を見るか
とにかく選択肢が多すぎて
選ぶ前に迷子になる。
267万色の色彩パネルを
自分で24色ぐらいに変換しないと
選ぶ前にへとへとになる。
田舎町で
心穏やかに暮らしている人は
おそらく24色の色鉛筆で
人生を彩っている。
ワタシは
色で遊ぶことが好きだし
好奇心も旺盛なので
自分専用の色彩パネルは
たぶん36色ぐらい。
自分の体力と気力に応じて
色彩パネルを変化させていく。
おばあちゃんになる頃
12色の色鉛筆で
楽しく彩る暮らしができればいいな
と、思っている。
foto びすこってぃ[写真素材 足成]