アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

飛び蹴りへの情熱

3年半続けた空手を休むことにした。

 

全身を動かすことをやりたいな

と思っていたら

地元にやってきた空手教室。

見事な引き寄せ。 

 

息子が通い始めたとき

オモシロそうだったので

一緒に参加することにした。

 

中学生・高校生達に交じった練習。

体中あちらこちらで

鈍ったパーツが悲鳴をあげた。

 

筋を伸ばし

アキレス腱を痛め

あざを作り

足の小指の骨にヒビをいれ

 

それでも

 

華麗なる飛び蹴りに惚れて

それをやってみたかった。

 

踊りにも似た型を覚えるのも楽しかった。

 

だから

家族や友人に「やめろ」と言われても

ちっとも気にならなかった。

 

でも

あらゆる戦争を放棄したら

「戦」「防御」という基本に沿った

空手そのものへの情熱がしぼんだ。


人生は戦いではない。

 

黒帯を身に着けている自分の姿が

絵を描く 字を書く 物を作る 

その姿の後ろに隠れる。

 

また始めるかもしれない。

けれど今は潮時。 

 

そう感じるから

誰に言い訳する必要もない。

継続しないことへの

罪悪感も不要。

 

練習日の昼食に

控えていたビールやワインも

気兼ねなく楽しめる。 

 

うん、わくわくする。

だから

そっちに進む。 

 

 楽しい時を共有できたことに感謝。

ありがとう。


 

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foto Yaegashi Luna