そこに映る自分の姿が
理想通りであることは
この上なく喜ばしい。
いつ描いたか覚えていないが
スケッチブックに色鉛筆で
なんとなく
女性の横顔をさらさらと
デッサンした。
今、鏡に映る自分の髪型がその絵と
とてもよく似ていて
ああ、これは私好みのスタイルなんだと
ひとり納得した。
他人にどう思われるかより
自分がどう思うかを基準にすると
いろいろな葛藤や迷いが吹っ飛ぶ。
鏡に映る姿もしかり。
世間が提示する
「○○歳の××の理想の姿」
学生・母親・父親・主婦・会社員
娘・息子・男・女
そこに無理に自分をはめ込む必要はない。
無理してはみ出そうとする必要もない。
いつでも
鏡をみて微笑むことができる
そういう自分であり続けたい。
foto Yaegashi Luna