もうすぐ中間成績表を受け取る時期。
息子たちにいつも言う。
単なる数字だから意味はないよ、と。
好きな数字が並んでいたら
素直に喜べばいいし
嫌な数字があっても気にすることはない。
学校に通うならやった方がいいことは
たったひとつ。
何が好きで得意か。
何が嫌いでやりたくないか。
これだけ見つければいい。
宿題を絶対やれとは言わない。
試験前に勉強していなくても何もいわない。
やりたければやればいい。
やりたくなかったらやらなくていい。
私は中学生の頃
いわゆる「優等生」で
2年生の時、年間通じてオール5だった。
「変わり映えしなくてつまんないわね」
と母は嬉しそうに言った。
彼女は他人からの高評価が好きだ。
子供たちに言ってみたら
「だせぇー。全部落第点じゃん」と笑った。
イタリアでは小学校から10段階評価だから。
基準に満たないと落第もある。
学校と勉強が大嫌いなダンナが言った。
「俺の方が上だ」
他人の評価には意味がない。
意味を持たせたいと自分で思わない限り。
foto Yaegashi Luna