週末普段行かない店に行った。
次男は不在。
長男とダンナと3人でピッツェリアへ。
店の屋外テーブルに高校生が7~8人。
彼らは長男の姿を見て
耳打ち話を始めた。
中学生の頃
息子をからかっていた集団。
我々は3人3様の反応をした。
私は完全無視。
と言うより通り過ぎた時点で
意識から消えていた。
息子はちらりと見た後
すぐに視線を真っすぐ正した。
ダンナは店に入って席について
息子に質問した。
彼らの名前やどんな行動を
中学生の時にとっていたか。
息子は冷静に淡々と答える。
「どうでもいいよ。過ぎたことだし。
結局あいつらはあんな風に固まって
あのグループに留まるだけ。」
私は息子に拍手を送った。
帰宅しても翌日の朝も
いらぬ心配をして
同じ話題を掘り起こすダンナ。
息子は抜き打ちテストを
満点で終了させた。
ダンナにはまだ追試が必要。
私と2人になったとき
彼はぽつりとこぼした。
「あいつはすごいな。たいしたもんだ。」
そりゃそうだよ。私の息子だもの。
と笑って答えた。
foto Yaegashi Luna