アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

指先で感じるエクスタシー

この身体の五感のなかで

より敏感なのは視覚と触覚。


写真や絵の構図

飾りのランダム配置

料理の盛りつけ


バランスポイントを

理屈からでなく

ぱっと見で判断できる。


生まれつきの能力でもあり

これまでの経験と

蓄積された画像記憶も

後押ししている。


イタリアに来てから

より発達したのは触覚。


文字情報ではなく

指先で紙や布に触れることで

適切な素材かどうか

判断できる。


ほんのわずかな厚みや

材質の違いを感知できる。


この季節

私の敏感な指先が

エクスタシーを感じるのは

そっと新芽を撫でるとき。


芽吹きのエネルギーが

柔らかく流れ込んでくる。


思わず歩みをとめて

そっと新芽に触れる。


瑞々しいエネルギーを

おすそわけしてもらい

笑顔が自然とこぼれる。


私達が地球とつながっていると

肌で感じなから

また静かに歩みを進める。



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Foto Yaegashi Luna