アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

閉塞感のなかで生きる人々

拡大というエネルギーを持った

木星の動きと連動して

今年はすべてのことが

あらゆる方向に広がる傾向にあると

西洋占星術で聞いた記憶がある。


確かに。


自分で作っていた殻から飛びだし

自由に行動している人は楽しげに

どんどん勢力範囲を広げている。


「状況が許さないから私は自由に動けない」


という信念を

頑なに抱えている人は

もっと閉塞感を感じる事態を

強力に引き寄せている。


本来、事象に良いも悪いもない。

そこにどんな意味を与えるかは

それぞれ個人の捉え方次第。


昨日パリのノートルダム大聖堂が燃えた。


誰もが悲劇と捉えやすい出来事。

でも私には歪んだ教会システムの

終焉のシンボルにみえた。


美しい建築物が消えることを

喜んでいるわけではない。


あたりまえだと認識していた

常識を改めて違う視点から眺めることで

異なる様相が垣間見える。


そのきっかけとなるかもしれない。

そう感じるだけ。


閉塞感のなかでもがく人々が

自分で作りあげた檻を

別の観点から眺めることができますように。

その幻想に気づきますように。


私は教会には通わない。

でも私の世界と外の世界の

平和のために毎日祈っている。



f:id:yluna:20190416193212j:plain

Foto Yaegashi Luna