アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

ハーモニーを奏でる

これが正しい

あれが間違ってる


そんな基準を叩き込まれて

人間はどんどん器を

小さくしてしまう。


しがみついているルールは

本当に自分の心の声と

ハーモニーを奏でるか

いつもそのことを

自問自答している。


他人の基準ばかり気にして

自分自身の気持ちを

抑え込んでいると

それは必ずどこかに出る。


世の中にある病気の

根本にあるのは心と身体の叫び。

薬で症状をねじ伏せても

また同じような病を発症する。


数年前に布袋寅泰さんが

依頼された宣伝用の曲を

様々な楽器を使って作る映像をみた。


イメージに合うメロディと

軽やかに溶け合う音とリズムを

次々重ねていく。


私達は日々の生活で

それぞれ各自ハーモニーを奏でる。


他人軸になれば合わない音も

無理矢理取り込むのだから

不協和音を発してしまう。


布袋さんがスタジオにこもって

ひとりで曲を仕上げるように

自分自身の曲を奏でるには

ひとりの時間は大切。


周りの人々と素敵な音楽を

作り上げるには

まず、自分の音色に耳を澄ます。


そこが大事だと私は思う。



f:id:yluna:20190611143505j:plain

foto Yaegashi Luna