アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

時計を見ない日曜日

24時間365日

カレンダーや時計を

シンボル的に扱うようになって

かなりの月日が流れた。


流れた、というのも幻想。

今という瞬間に全てが含まれている。


それでも地球上で

肉体を持って

社会生活を送るには

共通概念である日時を使って

仕事や約束をする。


教会または時計塔の側で暮せば

イタリアでは時計が必要ない。

15分おきに鐘が鳴る。

それを数えれば何時かわかる。


朝ゆっくり過ごせる日曜日の朝。

掃除をしようか?

それともパンを焼こうか?

本を読もうか?


ベッドで起きがけにそう思っていても

全く別の過ごし方をする時もある。


それでいい。


自分を自分で規定するのをやめた。

その瞬間にやりたくなったことをやる。


どうしてもやらなくては

生命を維持できないという事柄は

実はほとんどない。


たくさんの人々が

〇〇しなくちゃ!という

思い込みに振り回されている。


時計を見ない日曜日。


ゆったりと幻想である時が流れ

空は素晴らしい演出を織り成す。


小鳥の声を聞きながら

あたたかいお茶を飲む。

シャワーを浴びてから買物へ。


わたしの世界は私が創る。

私の日曜日は私自身が楽しむ。



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Foto Yaegashi Luna