岸見一郎氏と古賀史健氏の供書
「嫌われる勇気」のあとがきに
こんなやりとりが書かれている。
岸見「わたしはアドラーにとっての
プラトンになりたいのです」
古賀「では、僕は岸見先生のプラトンになります」
対話をすることで
哲学思想を追求したソクラテスは
書物を残さなかった。
彼の思想を書き残したのはプラトン。
それをベースに交わされた会話。
誰かが追求し続けた思想を
共鳴した他の誰かが
さらにバトンを渡すために書き残す。
思考するわたしと行動する私。
私はわたしのプラトンになる。
自分自身の思考を言葉にする。
そして書く。
Foto Yaegashi Luna