アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

涙の理由

昨日はなぜかたくさん泣いた。

朝から枕を濡らし

ことあるごとに涙がこぼれた。


自分自身に聞いてみたが

せつなさが込み上げるだけで

どうにもピンとこない。


涙があふれないときはむしろご機嫌。

息子達と一緒に寿司を作って食べて

愛猫スカイと戯れて

笑顔たっぷりの時間を過ごした。


なぜかな?自問しながら眠りについた。

今朝起きた時にわかった。

2年前の自分自身と同調していた。


この時期、魂の片割れの存在に気づいて

どうすればいいのかさっぱりわからなくて

途方にくれていた。


かろうじて顔と名前だけを思い出した人。

声も知らなかった。

お互いに別々の家庭があり

遠い場所に住んでいる。


今回の人生では

ただ存在の確認だけをしたら

別々の道を進み続けるのかな?

最初はそう思っていた。

自我の部分で頭をひねっても

それ以外の想像ができなかった。


魂の叫びは容赦ない。

もとのひとつのかたちに戻ろうと

強烈な磁力が発生して抗えない。


かろうじて日常生活をこなしながら

見えない世界での変容を受け入れる。


あの頃は毎日泣いていた。


まるで前世の記憶とつながるように

過去の私自身とリンクしていたから

昨日はせつなさも涙もリアルな感じがしたのだ。


理由がわかればもう涙は流れない。

2年前の私に言葉をかけた。


「大丈夫。覚悟を決めれば

想像よりもずっと早く

なにもかも上手くいくよ」


今、私達はほぼ毎日会話をしている。

誰にも邪魔されない場所でのんびりと。

くだらないギャグから哲学までなんでも話す。


次に直接会える日がいつかはわからない。

会えない時間の長さを考えるよりも

それぞれ楽しい経験を積み重ねながら

お互いが自立して歩き続ける。


それが2人で選んだ選択肢。

幻であるこの3次元世界には

「時間」と「空間」という共通概念がある。


私達はその尺度のない世界ではいつも一緒にいる。

第三者からの承認はいらない。

SNSで「ワタシタチシアワセデス」と

写真を公開する必要もない。


苦しかった頃に書いてたノートをさっき処分した。

いつまでも抱えていては

フットワークが重くなる。


彼に再会する少し前から

何かにつながりそうだと

綴っていた夢の記録も一緒に捨てた。


お互いの存在に気づく前に

私達は夢で交わっていた。

顔は見えなかったので

「赤いエネルギーの男」と表現していた人。

それが片割れの彼だった。


空気のとおりをよくしておけば

素敵なプレゼントが届く。

それは開けるまでわからないお楽しみ。



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Foto Yaegashi Luna