アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

人生ゲームのひとコマ

新しい仕事のやりとりをしながら

人生ゲームの進め方と

意思決定の尺度について

改めて向き合っている。


依頼側が準備すべきもの

受注製作側が確認すべきこと

これは仕事の規模が変わっても

基本構造は変わらない。


何をどのように作って欲しいのか。

ターゲットは何か。誰か。

予算と期日はどこまで決まっているのか。

これが依頼者側が予め決めるべきこと。


受注製作側が確認すべきことは

相手のイメージと制限枠の確認。

どこまで予算や期日にゆとりがあるのか。


どちらかの立場が上か下かという

思想が入り込むと関係性が歪む。


依頼者側が大企業で依頼先を選ぶ立場にある。

製作者側が有名人で依頼者側が下手にでる。

よくある構図ではあるけれど

その仕組みに潜り込みたいとは思わない。


個人デザイン事務所を起業したとき

もちろん営業活動はした。

知人・友人・親類に宣伝をして

クチコミで仕事を増やして

イタリア留学費用を貯めた。


信頼を基盤にした関係は良好に展開するし

次の仕事にもつながっていく。

それは体験として知っている。


失敗にみえる経験も

学びとして活かすことができる。


今現在進行形でイメージと制限枠の確認を

ひとつずつやっている。


私個人の表現力とデザイン能力を

認めてくれている依頼者ではあるけれど

注文内容がやや不明瞭で

何をどこまでやって欲しいのかわかりにくい。


手間がかかるやりとりのおかげで

自分で準備している活動内容を

改めて再検討することができた。


ターゲットの確認。

活動方針の明確な線引き。

イメージの確立。

何を基盤にどんなことを提供できるのか。


人生ゲームに無駄はない。

全く違う視点を持った人物と

イメージのすり合わせをすることで

改めて自分自身もクリアになる。



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Foto Yaegashi Luna