アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

Black and White

近頃はまっているホワイトチョコレート。

去年はブラックがマイブームだった。

飼い猫も最初は黒猫アトス。

そして白猫スカイ。


「地球の波動が負の状態から

正の状態になる切り替えの時期が

またやってくる。

そのサポーターであれ」

というメッセージを受け取ったのは19歳。


今まさに私達はその時期を生きている。

これまであたりまえだったことが

がらりと変わる転換期。


波線グラフのような映像と

テレパシーで受け取った内容が

具体的になにを指しているのかは

さっぱりわからなかった。


地球上のあちこちで

同じようなメッセージを受け取り

チャネラーやヒーラーになった人々がいる。


当時の私はインターネットどころか

携帯電話も使っていなかったので

降りてくる声をキャッチする訓練は

ひとりで淡々と繰り返した。


闇の声と光の声を聴き分ける練習。

メッセージを受け取ったら

それが何につながるのかわからくても

すぐに行動する訓練。


声は24時間絶え間なく降りてくる。

ずっと聴いていたら気が狂う。

だからチャンネルを合わせることを覚えた。


現代の都会人が大事にしているモノを手放した。

金額の高い宝石・服・銀行の通帳。

こういう物を文字通り捨てた。

過去世に縁の深いツールに縛られないように

タロットカードも手放した。


まともに頭で考えたら狂気の沙汰。

その自覚はあったから

いっそのこと精神病院にでも

入院した方が楽かもしれない

と、そう思っていた。


いったい私はこれからなにをすべき?

どんな職業を選択すればいい?

姿も形もない声に問いかけた。

「なにをやってもいい」

そんな答えが返ってきた。


そうか、見かけの職業名と

光とつながる行為に相関関係はないんだ。

どんなことをしてもいい。

自分で好きに選んでいい。


そう腑に落ちてから

やっと日常生活が穏やかになった。


わかりやすい名前をつけにくい

実地体験と訓練・鍛錬を

教科書も指導者も持たずに

約30年くらい続けてきた。


どんな道を選択したとしても

人間界で言えばベテランの領域に

入れることができる年数。


だから敢えて自戒する。

実績と成功体験は時に人を盲目にする。

信念を持ちながら堂々とやってきたことを

根底からバイアスをかけずに

観察する視点を持ちにくくなるから。


歴史上の多くのリーダーが

辛口のご意見番を身近に置いたのは

この「戒」を受け取るため。


時折、街ですれ違う人や

身近な人物のことばや言動から

戒めのメッセージを拾う。


暮らしが穏やかでなにもかも上手くいっている。

そんなときに痛烈なことばを受け取った。

ベビーシッターアルバイトの最終日。

帰り際「夏休み楽しんでね」と5歳の女の子に

声をかけたらこんなセリフが返ってきた。


「夏休み楽しんでね?

テメエのことをまずは考えろ!」


側にいた祖母にあたる女性も私も

驚いて目を見開いた。

おばあちゃんは「なんてこというの!」と

孫の言葉遣いをたしなめた。


私は笑ってメッセージを受け取った。

日々の暮らしはつつがなく

なんの問題もないようにみえていたけれど

自分自身をないがしろにしていた。

美しき自己犠牲の罠にどっぷり浸かっていた。


言葉遣いに人格は出やすいけれども

時折、名もなき誰かがすとんと入って

その時に必要なメッセージを届けてくれる。


この世はとかく白黒はっきりとしたがる。

善悪、正悪、男女、正解不正解。

曖昧な場所にこっそりと真実は隠れている。


私はブラックチョコレートも

ホワイトチョコレートも大好き。

どちらも食べる。



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Foto Yaegashi Luna