アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

魔法の鏡

最近のキーワードは鏡。

波長の合う声の人がやっている

カードリーディングを

YouTubeでランダムにみている。

「魔法の鏡」が登場したタイミングで

私の周辺の空気感が変わった。


箱に入った荷物を片付けていたら

中学生の頃愛用していた

ZASHIKIBUTAというサンリオの

キャラクターが描かれた丸い手鏡が

ひょっこり出てきた。


ずっと大事に扱っていたので

保存状態がとてもよかった。

それなのにまた使おうと手に取った瞬間

するりと滑り落ちて割れた。


ものに惚れやすくて

どれもこれも大事にする私に

時折絶妙なタイミングで

彼らはメッセージを届ける。


大好きだったマグカップに突然ヒビ。

お気に入りの指輪が忽然と消える。

ひとめ惚れしたキーホルダーや

ピアスを密室で落としたのにみつからない。


次のステージに行く前に

いちばん大事に使っていた物が

身を呈してなにかを伝えてくる。


切なさは伴うけれど

なにかを卒業するときに

潔く手放さないと前に進めない

そういうものがある。


楽しかった思い出を

きらきらのスパイスにして

自分自身に味付けしたら

その調味料の容器はそっと置く。


そうしないと他のものを手に持てない。

他の場所へ行けない。


欲張ってモノを手に握り締め

脇にも腕にもたくさん抱えて

その状態で軽やかに動くなんて無理。

変な姿勢を取り続けて

結局負担は自分に返ってくる。


鏡から連想するのは周囲の人。

気になる他人の言動は

自分自身をより精妙に映し出す。


言いたいことをズバズバいう人に

ムカつくならばきっと

言いたいことを言えない自分を

内側に抱え込んでいる。


自分がじっと我慢してるのに

やりたい放題の人が目の前にいる。

だからイライラする。


やりたいことをやっていれば

他人の言動は気にならない。

罵詈雑言を吐かれても

思い当たるふしがなければ

弱虫の犬がキャンキャン吠えているのと

ほとんど変わらない。


うるさくて耳障りだから

その声が聞こえない場所へ

さっさと移動しようと思うだけ。


もうひとつ私にとって魔法の鏡は

自分の住処と持ち物。

ふと見渡して観察すれば

自分の姿がよく見える。


今週末は家と持ち物をさらに整える。

魔法の鏡を磨く。ぴかぴかに。

Buon weekend a tutti !!
(素敵な週末を!!)


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Foto Yaegashi Luna