アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

「もういいかい?」「もういいよ」

かくれんぼ遊びのセリフを思い出した。

「もういいかい?」「まーだだよ」

「もういいかい?」「もういいよ」


一緒に遊んでいる誰かが

ちゃんと隠れて準備ができたら

鬼は許可を得て隠れた誰かを探す。


「みーつけた」と探し出すまで

鬼はあちこちを探す。

隠れる側は見つけられるのをじっと待つ。

しびれを切らして飛び出す子もいる。


「かくれんぼ」は人生に似てる。

探されるのを待つ隠れた誰かは自分自身。

目を閉じて数えている間に

見えなくなった自分のパーツを探す。


あまりにも見当違いの場所を

肉体部分の私がさまよっていると

ハイヤーセルフが飛び出してくる。


鬼役の私は驚いて

ハイヤーセルフよりも先に

数を数えていた場所に戻ろうとする。

隠れていた自分自身に勝とうと一生懸命走る。

これが突然の変化のきっかけに

抵抗しやすい私達のとりがちな行動。


でもタイミングを見計らっていた

ハイヤーセルフには勝てない。

あーあ、負けちゃった。

楽しかったね、と笑ってゲームを終えて

帰宅をすることが死。


ゲームのルールがわかったうえで

とことん楽しむためには

いったいどこにどんな風に

「私」が隠れているのか

わくわくどきどきしながら身体を動かす。

全身の感覚も総動員して。


さて針仕事へ行ってきます。

今日はどんな私がかくれんぼしてるかな?


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Foto Yaegashi Luna