アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

トップガン・ゲームをやめた息子

市役所で働いていた頃

職場のメンバーでレーザーガンの

ゲームをしたことがある。


レーザーの的が内蔵されている

チョッキを着て2チームに別れて

お互いの基地を守りながら

相手チームの基地の心臓を撃ち落とす。

自分が撃たれたらしばらく動けない。

デジタル射撃ゲームの身体を使うバージョン。


2回ともトップガンは私。

すごく楽しかったので本気で遊んだ。

スカートを履いていたけれど

匍匐前進したくなるくらい

真剣に撃たれない姿勢を保ちつつ

攻め入って相手の基地も撃ち落とした。


私がトップガンになった理由は発射数。

とにかく他のメンバーよりたくさん撃った。

だから命中率は低い。

実社会でも同じ理屈が通用する。

なにかを成し遂げる人は

とにかくたくさん発射する。


私は弓道をやりたかった。

精神統一して放つ1本の矢がすとんと

ど真ん中を射抜く感覚が好き。


発射数をとにかく多くするやり方と

一投入魂の精神。

どちらのやり方も好き。

だから両方やることにした。


昨日、次男が言った。

サッカーゲームをやめた、と。

どうして?と聞いた。

「ムカつくだけだから」

息子達が部屋でゲームをしている時

ちょくちょく怒りの叫びや

物に八つ当たりする音が聞こえた。

楽しくないならやめればいいのに。

何度も声をかけた。

やっと自分で腑に落ちた様子。


現実ゲームでも遊び続けたい人は

なにを言っても続ける。

だから相手を説得しようと

無駄にエネルギーを消耗せずに

自分が遊びたいゲームを選び

好きじゃないゲームをやめる。

私はそうする。



f:id:yluna:20210201140746j:plain

Foto Yaegashi Luna