アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

拒絶反応

長男がワクチン接種をして気絶した。

2回受けて2度気を失った。

彼はアレルギー体質で

幼い頃からたくさんの侵入物に

身体がすぐに反応する。


現在世界を騒がせているウイルスの

感染を防ぐためのワクチン接種。

自由選択なら私はしない。


アレルギーをたくさん持っている人は

やめたほうがいいという噂は聞いていた。

でも彼にその話はしなかった。

自分のアンテナで判断して

生きていくことが必須の世の中。

成人している息子自身が決めること。

だから賛成も反対もしなかった。


付き添った父親は2度気絶した息子を

目の当たりにして恐怖を味わったらしい。

それでも西洋医学の治療法を

盲信することをやめない。

それも彼の選択だから何も言わない。


気絶した理由はワクチン接種と関係ない。

そう医師は言ったらしい。

体内に巡るまで時間がかかるから

そんなにすぐに反応が出るはずがない。

その言葉を信じている父親。

私はまるごと信じない。

明らかな拒絶反応だから。

瞬時に気絶するほどの拒否。


人の身体は健康であれば

ものすごくバランスが取れている。

奇跡的な陰陽エネルギーが

ごく普通に体内システムを流れる。

それを強制的に歪めることに

長男の身体は敏感に反応する。

それは護衛システムが働いている証拠。


いろんな意味で鈍い方が

人間社会のジャングルは生きやすい。

心も身体も傷つきやすい人は

不便な出来事が多いと感じる。


痛みも拒絶反応も大事なサイン。

そのことだけを長男に伝える。

彼自身の身体を守ることができるのは

最終的に彼だけだから。


たくさんの拒絶反応を

見てみぬふりしていた頃の私は

心身がぼろぼろになっていた。

自己犠牲をすることが

最高の美徳であるかのように

信じ込まされて来たし

それを疑っていなかった。


和を尊ぶ文化基盤の日本では

他人の拒絶反応には敏感なのに

自分自身の反応には鈍感な人が多い。

イタリアで暮らすようになって

ことさらその事象が明確にみえる。


飲みかけのビールの味が変化してきた。

これが拒否反応の走り。

もうそろそろ止め時。

次の行動に移るタイミング。

グラスを置いて動きます。


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Foto Kitayama Hikari