アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

シャボン玉の光

今朝の起きがけに
ふとよぎった記憶。

幼い頃から
絵を描くことが大好きで
紙とペンがあれば
いつでもごきげんだった。

挿絵やイラスト
漫画や画集などを
飽きることなく眺めて
その描き方の特徴を
視覚から吸収していた。

いくつかの「発見」は
私の幼い心を踊らせた。

洋服のしわ
「あ!布っぽくなる!」

ステーキ肉の立体感と脂身
「うわ!美味しそうに描けた!」

点描による影
「そうか!影は点描でもいいのか!」

デフォルメ
「なるほど!形をわざと崩すと
 味がでるんだなあ」

技法の名前など
どうでもよかった。
名称や歴史的背景などは
後から教わったもの。

身近にあった絵を見ながら
自分の感覚を使って
「発見」を試すことが
楽しくてたまらなかった。

その中でもかなり
印象的だったものが
シャボン玉の光。

少女漫画の女の子の
瞳の中に描かれる
光の反射の表現と
シャボン玉の光を表す
描き方が同じことに
気づいて衝撃を受けた。

まるいものに光が映る。

それが気に入って
たくさん描いた。

そんなことを思い出した。

絵から離れた日々の後
大人になって
幼い頃のように
感動した「発見」は
塗り残す技法。

光があたる部分を
明るいままにして
色をのせない。

シャボン玉以来の
わくわくする感覚だった。

三つ子の魂百まで。

幼い頃にときめいた
大好きだったことは
いまでも私を突き動かす。

曇りの土曜日の朝。
シャワーを浴びてから
始動開始します。

みなさん素敵な週末を。


Foto Yaegashi Luna

光と影を描くことについて
noteでもうちょい長めの
エッセイを書きました。
よかったら遊びにきてね。

https://note.com/mikiluna/n/nd5f4809c2845