アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

逆行人生の性質を活かす【もとに戻す・整える】

始め!というかけ声で
テストを受けるとき
逆から解いていくのが
大好きだった。

まわりのスピードと比べたり
競争したくなかった。
だから可能であれば
最終問題から取り掛かった。

最初から順番に解いていくと
問題用紙をめくる速さで
どれくらい進んでいるか
わかりやすいのだ。

そういうスピードの比較を
したくないしされたくない。

だから逆から解くことで
まったく違うリズムで
テストに集中できる。

または全体をざっとみて
なんなく解ける課題から
取り組むこともあった。

用紙をめくるリズムが
明らかに違うから
時折私のリズムが
異なることに気づく人も
極たまにいる。

あ、この人気づいた。

と気配を察するのも
あらゆるテストの
楽しみのひとつだった。

そんな性質は日常でも
ここかしこに見受けられる。
たつぷり自覚している。

先日ふと気になって
四柱推命の基礎を学んだ。
すると私は「逆行型」だった。
西洋占星術にも「逆行」は
概念として登場する。

人生ゲームの鍵にもなっている。

簡単にいえば
死から逆流して若返っていく
という感じの性質がつよい。

生まれて肉体が成長し
世間に揉まれて
精神も成長する。
やがてなにかを達成し
衰え死んでいく。

これを逆流する人生。

もちろん肉体は
順行していくので
ある時点でやっと
身体と精神が一致する。

それが48歳だった。

自分は大器晩成型だと
幼い頃から
なんとなくわかっていた。

そりゃそうだ。
ゴール地点から逆流して戻れば
なんとなく全てが見渡せる。

実生活でもなにかを
もとに戻すことが得意。
そして心地よい。

片付け・整理整頓・掃除が
まったく苦にならない。
むしろ趣味のように楽しい。

四柱推命には
死・病・衰といった
パッと見ネガティブな
漢字が登場するけれど
けして悪い意味ではない。

例えば「死」の時期に
俺が!私が!という強い
自己顕示欲を眠らせて
なにかに没頭すると
現実的な結果が出やすい。

素直にすくすくと育つという
順行人生ではなかったけれど
とてもおもしろかった。

これからはたっぷり
味わい尽くせなかった
青年・少女・子供の楽しみを
満喫して生きていくのだと
わかっているだけで
わくわくする。

だいぶ秋の気配が色濃い朝。
身支度して針仕事へ行ってきます。

素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna