クリスタルを身に着ける。
お守りを持ち歩く。
玄関から出るときは必ず左足から。
人によって様々な
おまじないがある。
実際は
その「物」や「行為」が
効果をもたらしているというよりは
そうすれば大丈夫と信じる心が
望む現実をぐいっと
引き寄せる。
薬も治療も同じ。
これを飲めば
この治療を受ければ
この症状が緩和されると
疑わない気持ちが
効果を生み出す。
無駄かもしれない
そう思ってしまうと効果がない。
だからダンナは
市販の化学薬品の薬を飲む。
私は飲まない。
アレルギーが出ると息子たちは
ホメオパシーの薬を飲む。
「成長すれば症状が出なくなるよ」
と暗示をかけつつ。
医療ビジネスで儲けたい存在が
追いやったホメオパシー療法の
薬を扱う薬局も専門医も少ない。
そんなの効果ないよと
言い切る人もいる。
彼らには効かない。
自分で効果をブロックしているから。
けれど
体に不要な化学薬品を流し込んで
症状を無理に抑えると
それはいつか必ず
違う形で表に出てくる。
息子達が何を信じるか
それは本人次第なので
必要以上に干渉はしない。
化学薬品を使った市販薬信者の父と
正反対の母の姿を見て育つ彼らが
どういう選択をするのかは
自分で決めることだ。
私が自分にかけているのは
「おまじないは要らない」
というオマジナイ。
foto Yaegashi Luna