アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

ジグゾーパズル

春先、久しぶりに再会したインド人が言った。 「6月にいろいろな機会の種がまかれて 9月に実りの収穫がある」 彼の言葉どおり 大きな果実の収穫があった。 はたから見ると おそらく私の生活も 家族の生活も ほとんど変化がない様に見えるだろう。 目に見え…

4670g

今月の初めに友人が出産。 3人目の男の子。 4600gを超える大きな赤ちゃん。 我が家の長男も大きかった。 体重4670g・頭囲38cm。 約1~2か月児サイズ。 次男は予定日より3週間早く生まれたが すでに3700gを超えていた。 痛みの耐性は個人差がある。 2回の…

エキストラから主役級に抜擢された理由

舞台や映画の話ではなく アルバイトのこと。 yluna.hatenadiary.com 現在も続いているこの仕事。 再開時に渡されたものは スカートの裏地だった。 作業は簡単だが枚数が多い。 単純作業を繰り返し 手さばきがどんどん早くなる。 見えない部分の作業でも 単に…

偶然と必然とツグミ

快晴の日曜日 行先も決めずに車に乗り込んだ。 湖に行こうという案が有力だったのに なぜかかたくなに次男が反発。 「それじゃあ、グッビョへ」 反対方向へ向かった。 図らずも「i ceri」という グッビョ最大級のお祭りの期間で 町は活気を帯びていた。 地域…

最後まで甘えん坊じゃなくて

黒猫アトスが永眠についた。 昨日の朝、日向ぼっこをして 後は何も食べずにずっと寝ていた。 夕食前に姿が見えず 家中を探した。 外に出られる猫ならば あの時点で姿を消したのだろう。 彼のトイレの中に横たわっていた。 息はあったが アトスの美しいグリー…

ネコとスチームアイロンによる長期実験

我が家の黒猫アトスには 特別上等な餌を与えていない。 ただ、獣医である友人の助言どおり 着色料や添加物の入っていない 少々値の張るものを常食していた。 年老いた今、若い頃のエサを 消化しきれず頻繁に吐くようになったので 我々が食べる米や肉・魚を …

奇をてらわずに

着る服、食べる物 話し方、歌い方、文章の書き方、空手 そして絵の描き方。 奇をてらうのをやめた。 小細工で一時的な注目を浴びることは そう難しいことではない。 妙な組み合わせで創作したり わざと毒舌をつかって気を引いたり 大げさに話をして話題の中…

何もできないときは時計を見る猫になる

どこかで誰かが 苦しんで泣いている。 その事実を知っていても 自分では何もできないとき 私は猫になる。 守るべき家族がいて こなすべき仕事があるから 毛づくろいと昼寝とゴハンだけで 一日を終えるわけにはいかない。 だから時計を見ることができる猫にな…

誰かに断捨離されたならば

余計な付き合いをしないと決めて だらだらとした関係を すっぱり切るならば もし 誰かにサクッと切られても 逆恨みしたり 無暗に心配しなくていい。 付き合いを続けるつもりだった相手が 急に扉をバタンと閉じたとしても ムリヤリこじ開ける必要はない。 も…

感謝や賛辞のためではなく

先週の金曜日から 我が町のお祭りが始まった。 「豚祭り」の名にふさわしい 豚肉料理が並ぶ。 去年から自治会の役員をやっている ダンナの右腕となって参戦中。 喧騒の台所ではなく ワレワレの任務は接客。 400人程度収容できるホールと 160・80人入…

だから一瞬に集中して生きる

今朝、友人が急死した。 倒れている父親を発見したのは娘。 次男と同い年。 その知らせを聞いたとき 思考と現実の焦点を 合わせることができなかった。 体を使うアルバイトと 空手の練習があって ワタシの心身は救われた。 動きを止めると 彼の笑顔が浮かぶ…

トラ・トラ・トラ

ワタシの身の回りには 動物占いの「虎」にあたる人物が多い。 生まれ育った家族では、父と兄。 築いた家族では、2人のムスコ。 そして甥っ子。 アルバイト先にいる2人の女性。 次いでペガサス。 ワタシとダンナ、義姉、義父。 イタリア関連で知り合った3…

アナグラム

という言葉遊びが好き。 小学校の演劇部で教わった。 文字を入れ替えて意味のある文を作るのだ。 教えてくれた先生が絶賛した例。 カタギリミホコ ホコリタカキミ (誇り高き身) 濁点や半濁点は自由に取ったり付けたり。 長いこと忘れていたが 思い出させて…

夢が叶った後も人生は続く

イラストレーターである友人はスロベニア人。 首都リュブリャーナの町を歩けば サインを求められるほどの人気者。 祖国からの仕事は絶えず イタリアの田舎町で IKEAのカタログに登場するような家族と その中の写真のような家で暮らしている。 イラストを仕事…

Let nature be your teacher

大学の英文詩の授業で 耳にした詩の一節。 題名も作者も年代も 覚えていない。 語呂の良さと意味の実直さが あの日以来 ワタシの脳のヒダに染み込んだまま。 空を染める夕焼けも 青空に散らばる雲も わさわさと生えている草も 綺麗に見せよう 感動させよう …

間違いなく本物の大物とオオモノに見せたがる小物の相違点

フィレンツェに向かうとき ノーベル文学賞受賞者のダリオ・フォーと 同じ車両に乗り合わせた。 ひとりの女性が彼に気づき 握手を求め 一緒に写真撮影をした。 そばにいたダンナが ああ、ダリオ・フォーだといった。 ワタシの頭に浮かんだのはアニメ。 エピフ…

テレビ画面の角を走る男

父が毎晩のようにナイター中継をみていた。 だから巨人軍の有名どころは覚えている。 母は原辰徳選手に夢中だった。 ワタシは密かに 松本選手が気になっていて 彼が1塁にいると そわそわした。 投手が気にしながら投球する。 画面の角で影が動く。 あの忍者…

アナログ世界で時代を先行していたヒト・銀色夏生

ポストカードを整理していたら 銀色夏生さんの モノクロ写真のカードが出てきた。 彼女は時代を先取りしていた。 アナログの世界で。 写真のポストカード。 こちゃこちゃっとした絵のイラストストーリー。 そして日記。 家を建てた記録。 それらをすべて 手…

金持ちでいい男と結婚する方法

少し年上のいとこが これを実践して成功した。 幼い頃から彼女は 「ワタシは絶対金持ちでイイ男と結婚する」 そう、言い続けていた。 そして そういう出会いがある場所に出向いた。 結果、9歳年下の若社長と結婚。 男の子が一人生まれた。 数年後彼女は離婚…

コロンブスはアメリカ大陸を発見していない

学校で習う歴史の授業に 疑問を持ち始めたのは 「1492年・コロンブスのアメリカ大陸発見」 これが発端。 小学校5年生だった。 「大陸を発見し開拓するときに インディアンから身を守るために銃の携帯が必要だった。 だからアメリカでは拳銃を一般人でも持っ…

惚れっぽいオンナのブログ考察

去年ブログをさっくり全削除。 yluna.hatenablog.com 今年、はてなブログで再開。 以前はジュゲムとココログを使っていた。 どこのサービスが使いやすいか どうやって集客するか どうすれば読まれるブログになるか そんな記事をざっと読んでみた。 社会勉強…

自分の時間を安売りしない決心

をしたのは2年前。 手作り小物を販売するときに 材料費が格安だったら とても安い値段を付けていた。 当然、売れ行き上々。 作っても、作っても 品切れになるくらいよく売れた。 儲けがあるかどうか あまり気にしていなかった。 次に作る材料費と 行楽費用が…

目の前にあるものが見えるとは限らない

つい最近のこと。 15年以上通っている店の 秤のデジタル画面に 時間が表示されていることを 指摘されて、驚いた。 ほぼ毎日買い物をして 多い時には1日3回以上 視線を送っていたその画面に 腕時計の形で時間表示があったなんて。 ざっと計算して5000回程度見…

弱点克服のための見切り発車

自分が持っている弱点。 それは局部的完璧主義。 たとえば手紙。 消せないペンで書いて 一文字間違えただけで 可能であれば 全部書きなおしたくなる。 色鉛筆が並んでいて その中の一本だけ 奇妙に短いのが気に障る。 自分で使ったのならいいけれど 他人が勝…

ブログカスタマイズとマンガブログ

締め切りが翌日という 作業の継続がひと段落した。 やっと家の中のアレコレも 放置していた雑用のソレコレも すっきりしてきた。 週末、気になっていた部分の ブログカスタマイズを始めた。 一度全削除した マンガブログ再開の 準備もはじめた。 理想の形に…

インドネシア語の歌

♪さよーなら さよーなら また あうひーまーでー みんな げんきで みんな げんきで さらば いーとーしい ともよー♪ ♪さよーなら さよーなら サンパイ ブルジュン パプラン プーアンダー パースサー プーアンダー パースサー ハティス サーダー アダグナニャー…

白色雑音

日本で暮らしていた頃 時々これを利用して 集中する作業に取り組んでいた。 いろいろな周波数の音が 均一に混じった雑音。 ホントウに計測してみれば 白色雑音になるかどうかは わからないけれど 例えば、適度に混雑している店。 ざわざわとした駅。 特定の…

声なきものの声が全く聞こえない血筋

モノはしゃべる。 人間の言葉を発する訳ではない。 なんとなく気になるモノから 何かしらのメッセージを 受け取っていると思う。 たとえば、出し忘れていた手紙。 締め切りの近い申込書。 連絡しそびれている誰か。 そういうコトやヒトに関連のあるモノが や…

トイレの香りはシャネル5番と19番

誇張表現でも 奇妙な願望でもなく そのまんま事実。 海外出張のお土産に 父がシャネルの香水を買ってきた。 鼻が利かない母は「使わないから」と トイレの臭い消しに使っていた。 幼い頃はシャネルの香水が 価値のあるものだと まったく知らなかったので ト…

家庭内異教徒問題

次男がトイレから出た後 便座のふたが 開けたままだったので 「トイレには金運の神様がいるんだから ちゃんと閉めなさい」 と教育的指導をしたら 「かーちゃん、俺は多神教徒じゃない」 とのご返答。 ごもっとも。 「臭いから閉めろ」 と、指導方針改善。 で…