アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「正しい人」の重い視線

「正しいこと」と「間違ったこと」 の白黒ははっきりしていて それは誰にでもあてはまると 信じているダンナが ナチス党の行動は「絶対悪」だと 熱く断言した。 それを聞いていた息子が言った。 「視点によるよ、パパ。」 息子曰く ユダヤ人に手をかけたドイ…

魔女のハーブの庭

夢で訪れた場所に行ってきた。 夢をみたその日は それがどこかわからなかった。 数日後テレビのニュース映像で それが次男が通うことになる高校の 裏庭だとわかった。 学校訪問に行って あちこち案内してもらい 夢のことなどすっかり忘れていた終盤に その裏…

公開収録直前

SMAPのメンバーが 公開収録前に打ち合わせをしている そこに私はいた。 ファンを楽しませたいという 沸き立つ思いが 肌から伝わってくる。 収録が始まる前 挨拶するために 彼らは観客の前に姿を現す。 私はメンバーではないから 退こうとしたら 稲垣吾郎さん…

暇でやることがない

隣に住んでいる人が時々ぼやく。 「暇でやることがない」と。 彼のこのコトバを聞くたびに 自分の生活を振り返る。 「暇でやることがない」という状態に なったことがないし これからもならない。 「やりたいことがありすぎて時間が足りない」 と思ったこと…

Protezione civile

世間の噂話は突拍子もなくて 時々吹き出し笑いをする。 記憶にあるストーリーのなかで この「protezione civile」が 一番印象深い。 「市民保護観察委員」というこの役職は 市の嘱託委員の一つらしい。 時々近所の掃除をする私の姿を 見かけた誰かが 「彼女…

居酒屋仮店舗で新年会

「引っ越したばかりなのに また移動しなくちゃいけない。 でも、いい場所だから 新年会をやろう」 という訳で先日 屋根裏部屋を改装した かわいらしい場所に仮滞在している 友人の家で乾杯した。 彼女が選ぶ場所はいつも 私の理想の隠れ家のイメージに ぴた…

散らばった宝石

瞳を凝らすと 日々のあれこれのなかに 貴重なメッセージが 惜しげもなく散らばっている その輝きが見える。 私のアンテナが敏感な分野は 言葉と色そして手触り。 言葉の場合 誰が言ったか書いたかは 重要ではなくて そこから感じる自分の感覚が鍵。 よく見か…

オハラショウスケさん2

先日フェイスブックで 「朝から飲酒」がらみのコメントをした。 で、これを思い出した。 この頃は朝酒していなかったのか と記憶をたどる。 いや、飲んでいた。 とはいっても酔っぱらうためではなく 喉ごしのいいものを 飲みたいなと思ったら ひとくちだけ。…

仮想留学期間

約1年程度 住む場所も日常生活も そのままながら 仮想留学していた。 授業内容は多岐に渡り 指導者は本や動画 そして動物や植物、風景や街の人々。 彼らの指導方法は淡泊。 やる気がなければ相手にもされない。 指導内容も手順も 自分からリクエストしないと…

水彩絵の具

数年前そして昨年の夏 水彩画の魅力に触れる機会があり 家にあった教材の固形画材で 久しぶりに水彩画を描いた。 それからまたしばらく 水彩絵の具を使っていなかった。 先月末に針仕事をしながら 自分に問いかけた。 どうして水彩絵の具を愛用しないのかと…