アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

Protezione civile

世間の噂話は突拍子もなくて

時々吹き出し笑いをする。

 

記憶にあるストーリーのなかで

この「protezione civile」が

一番印象深い。

 

「市民保護観察委員」というこの役職は

市の嘱託委員の一つらしい。

 

時々近所の掃除をする私の姿を

見かけた誰かが

「彼女は嘱託職員なのか?」と

他の誰かに尋ね

流れ流れて「彼女は嘱託職員だ」と

そんな風に話が作られたのだと思う。

 

同じ地域に住む知人がいきなり

「お前の奥さんは嘱託なんだろ?

俺にも仕事を回してくれよ」と

ダンナに言ってきたそうだ。

 

ゴミ拾いをしている最中に

「市から給料を払われるの?」と

直接聞かれたこともある。

 

金銭を受け取れないのなら

掃除をする価値はないと

思い込んでる人たちの発想だよな、と思う。

 

私は単にゴミだらけの場所を

歩きたくないだけ。

気が向いたら

分別用に数枚袋を持って外へ。

止めたくなったら止める。

 

何よりの報酬は「いい気分」

それだけで充分。

 

 

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foto Yaegashi Luna