隣に住んでいる人が時々ぼやく。
「暇でやることがない」と。
彼のこのコトバを聞くたびに
自分の生活を振り返る。
「暇でやることがない」という状態に
なったことがないし
これからもならない。
「やりたいことがありすぎて時間が足りない」
と思ったことはある。
今はそう感じないけれど。
長い行列に並んでいるときも
待合室で延々と待っているときも
何かしら観察するものはあるし
頭をよぎる思考は途絶えない。
紙とペンがあれば
延々と何かを書いたり描いたり。
これは幼い頃からの習性。
自分が持ち合わせていない
「暇」という概念を
目の前で披露してくれる
隣のおじさんに感謝。
foto Yaegashi Luna