アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

感謝や賛辞のためではなく

先週の金曜日から

我が町のお祭りが始まった。

「豚祭り」の名にふさわしい

豚肉料理が並ぶ。

 

去年から自治会の役員をやっている

ダンナの右腕となって参戦中。

 

喧騒の台所ではなく

ワレワレの任務は接客。

 

400人程度収容できるホールと

160・80人入れるテントが2つ。

ここを2~3人で切り盛りするから

かなりのフットワークが必要。

 

新しく来た客に

紙の敷物と食器のセットを準備する。

食べ終わった場所を

分別しつつ片づける。

 

天気の悪い平日は楽々こなせるが

心地いい週末はてんやわんや。

 

夜中まで片づけ作業をして

翌朝は床・机・椅子の清掃。

 

報酬は夕飯のみ。

完全なボランティア作業。

 

「ありがとう」「えらい」「すごい」

こんな言葉のために動いている訳ではない。

 

ただ目の前にやる事があるから。

 

感謝や賛辞を求めて

口は出すが動かない輩がいる。

そんな若者を先日

ダンナがぐさりと突いた。

 

自治会代表という看板を見せびらかし

甘い汁だけを吸いたい奴らだ。

 

重労働や手を汚す仕事にはかかわらず

晴れがましい席には

ネクタイをつけて登場する。

 

上手くやっているつもりだろうが

見てる人は見ている。

 

見返りを求めない行いは

すべて自分のため。

 

おまけみたいに

誰かの役に立ってるなら、なお結構。

 

さて、これから会場へ。

いってきます。

 

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foto Yaegashi Luna