アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

ダンテ「神曲(しんきょく)」

イタリア語では現在
「La Divina Commedia」と
呼ばれている古典作品。
これを読み始めた。

日本ではさっくりと
歴史や文学史で習う程度。
イタリアの学校では
必ず触れる古典中の古典。

三位一体の3にこだわった
詩の形式で綴られたもの。
地獄篇・煉獄篇・天国篇の三部作。

ダンテの大きな功績は
当時の常識を覆した書き方。

それまでは有識者のみが
読めるラテン語で書かれた作品が
あたりまえの世界だった。

だれでも読めるように
フィレンツェの話しことばで
書かれたこの作品は
現代イタリア語の基礎。

先日友人宅で日本語版を
見つけたので借りてきた。

イタリア語版と平行しながら
読み進めようかな。
今手元にないけれど
絶対に誰かが持っているはず。

世の中に根強く
残っている作品には
きっと何かしらの
鍵があると思う。

人間社会を理解する
要素がふんだんに
散りばめられている。

うだうだと長い文章より
言葉が凝縮された
詩との相性はいい。

さてどんなお宝を
みつけられるかな?


Foto Yaegashi Luna