アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

ぱくり小説と荒牧陽子さんの葛藤そして贋作作家の苦悩

昼寝して起きた瞬間に
ひらめいてしまった。
新しい小説分野。

歌や言動のものまね芸人のように
世の中に認知されている
名作を最初から最後まで
ぱくって仕上げるジャンル。

「吾輩は犬である。名はもうある。…」
という感じでストーリー展開を
崩さずにすべてを絶妙ずらす。

童話や部分ぱくり小説は
たくさん作られているけれど
名作と名高い作品を
完全にぱくって書き上げる。

ひょっとしたら小説界の
荒牧陽子さんになれるかもしれない。
そして一世を風靡したときに
きっと彼女と親しい葛藤を
抱くだろうと思う。

「コピーではなくオリジナルの
作品や表現を愛でて欲しい」

おそらく過去に芸術作品の贋作を
作ることを生業にしていた人達も
同じような葛藤を抱いたのだろう。

世の中に認められたいと
きっかけを探す人々は
有名人・著名人のなにかを
真似したりもじったりして
注目されることを期待する。

時にそれは有効手段にもなる。
イタリアを始め西欧で活躍した
芸術家達だって弟子入りから
始まったケースがほとんど。
まずは技術を真似る。
または師の名声を活用する。
それが活路になることも多い。

楽しいからなにかをもじって
インターネット上に発信していたら
結果として仕事になってしまった。
そんなこともある。

ぱくり小説家になるつもりはない。
でもそんな人物の登場する物語を
作るのは楽しそうだ。

今晩もキャンドルナイト。
月明かりがきれいな夜は
家の電気を消して月光とろうそくの
ほのかな光を愛でる。

素敵な週末をお過ごしください。

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Foto Yaegashi Luna