アレコレ楽書きessay

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地球人パスポートの種類

地上には国別のパスポートがある。
私達が地球に来るときも
いろいろな種類のパスポートを
持って降りてくる。

ここでは死や誕生の際に
私達がどういうからくりで
行動するのかの説明は全部省略。

おぎゃあと産声をあげるときに
いろんな記憶を全て保持していると
人間としての体験学習がやりにくい。

だからデータファイルをいったん
全消去してから人として
さまざまなことを学ぶ。

極たまに記憶を持ったまま
成長する場合がある。
テレビ番組の特集になったり
本になったりしている。

さてパスポートの種類について。
超精密に分類すると全員の種類が違う。
ほぼ一致するパスポートは
約2万6千年に一度しか発行されない。

着用するスーツである
肉体の性別が異なれば
地球上での見かけの基本プランが
異なりやすいので
統計学的に言っても
全員異なることになる。

だからここではざっくり分類したものを
「パスポート」と呼ぶことにする。

それを課題という人もいるし
カルマ・使命と呼ぶ人もいる。
大雑把にいうとすべて
「やりたいこと」になる。
言い換えると地球上で
体験してみたいことの種類。

もちろんたったひとつだけ
ということはありえない。
欲しいものリストを書くように
体験したいあれこれを
自分でリストアップして
リクエストしてやってくる。

自由・孤独・脚光
悲恋・平穏・波乱
束縛・独立・開拓…などなど。

その目的にあった身体を
自分で選んで降りてくる。

さて私が選んだパスポートの話。
メインメニューは「葛藤」。
漢字どおり植物のクズとフジのように
近くにあるものに形を合わせ
ぐるぐると巻きついて育つ。
その柔軟性はぴかいち。

柔軟な姿勢は優柔不断にもつながる。
臨機応変という才能にもなる。
対立意見のどちらの言い分も
それぞれの立場が理解できるので
ひとつの方向に傾倒して行動しにくい。

育つべき場所ならば歓迎されるが
葛も藤も放置状態で根を張ると
かなり厄介な植物となる。

ようやく自分で手入れをする
コツと技術が身についてきたようだ。
今はさまざまな葛藤を楽しんでいる。

さて針仕事へ行ってきます。
素敵な1日を。

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Foto Kitayama Hikari