前回の日本帰国の際に
奇しくも年齢が同じ3人の男性と
話す機会が別々にあった。
1人めは自力でゼロから
高原にホテルを築き
息子に実務のバトンを渡し
あれこれやりたいことを
やっているホテルの社長。
2人めは高学歴の家庭環境で育ち
本人も学歴・職歴が
華やかな高校の先輩。
3人めは厳選した食材を使い
自宅の一部を改築して
ひとりで店を切り盛りする
こだわりの料理人兼店長。
社長に会った時
プラチナのネックレスをなくした。
先輩に会った時
お気に入りの麻の上着をなくした。
店長に会った時
絵を高額で購入してもらい
素敵なキーホルダーをもらった。
単純に出来事から
メッセージを受けとった。
この道じゃないよ。
こっちだよ、と。
社長や先輩の生き方を
否定するわけではなくて
私には合わないだけ。
3人めの店長は食の世界で
そのこだわりを提供し
版画・手作り小物を
趣味として楽しんでいる。
私は逆。
暮らしを彩る物を作ったり
修理・調整をすることを生業とし
食の分野は個人的な楽しみとして
日々あれこれと工夫をしている。
出会う人々は鏡。
どんな風に自分の目に映るかは
そのままそっくり自分に返ってくる。
嫌なヤツに出会ったとき
その人の性質のなにが嫌なのか
フォーカスしてみるとわかる。
自分がやりたいことを
なんなくやっているか
自分のやりたくないことを
やってみせてくれている。
今年の帰国の際には
どんな出会いがあるだろう。
素敵な日曜日をお過ごしください。
Foto Yaegashi Luna
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