アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

手荷物だけの旅と思い出ボックス

イタリア・日本の往復旅を
手荷物だけでやってみた。
予想以上に快適だった。

日本での滞在先が実家だから
簡単にできたことに感謝。

なにか足りなければ
借りられるし買える。
カバンに入らないものは
そのまま預かってもらう。

これが可能だから
ごちゃごちゃ考えずにできた。

オンラインチェックインと
手荷物だけの旅は
並ぶストレスが減って
ホントに楽だった。

普段の暮らしも
人生という長旅なのだから
なるべく持ち物を減らすと
いろんなことが簡単になる。

物をなかなか捨てない実家の
荷物だらけの空きスペースに
かろうじて布団を敷いて
寝起きしながら
イタリアの家の動きやすさを
最確認した3週間だった。

物を手放せない理由は千差万別。
それぞれの思いや信念がある。
だからアドラー心理学の
「課題の分離」を使って介入しない。

「もういいや。
 いちばん大事な思い出は
 心のなかにちゃんとある」

そう感じると「物」を
かなり手放すことができる。

メダルや賞状
勉強したノート
頑張った記録
懐かしい写真

それらが笑顔の素になり
日々の暮らしを圧迫しないなら
好きなだけ保存していて
かまわないと思う。

埃だらけになっている
いらない物を手放して
思い出の品々はひと箱だけ。
これが今の私の基準。

住処に合わせた快適な暮らしを
これからも続けるために
ちょこちょこと手を入れつつ
マイペースで生きていく。

おやすみなさい。


Foto Yaegashi Luna