アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

素晴らしき国Nippon

4年ぶりの里帰り。
故郷ニッポンの人々と街の
素晴らしさに触れて
この国で生まれ育った幸運に
改めて感謝している。

これほどまでに
「普通の暮らし」のレベルが
高い国はめずらしい。

公共のトイレもきれいだし
ホテルも店も清潔で快適。
銀行・郵便局・市役所も
働く人々が真面目で丁寧。
電話での対応も素晴らしい。

確かにこのレベルのサービスを
維持するためのストレスは
あるかもしれない。

だけど街行く「普通の人々」の
モラルと譲り合いの精神
丁寧なやりとりの基礎は
昨日今日できたハリボテじゃない。

こんなに素敵な国を支えているのは
ごく普通の人々だと思う。

並んだり待つことが苦手な
イタリア人や他国の人々に
濃厚接触していると
日本人の根底に流れる
「調和の精神」にグッとくる。

ニッポンのあたりまえは
世界のあたりまえじゃない。
よくもわるくも。

どうせなら良いところを
どんどん伸ばして
生きづらい部分の捉え方を
ひとりひとりが変えていけば
この国はもっとよくなる。

残りの滞在期間は
なるべくゆっくりと過ごすつもり。
お土産も買い込まない。

「またいつ来られるかわからない」

と思っていれば
そういう未来が訪れる。

「いつでも気軽に里帰りする」

という世界線を選んで
淡々と生きていると
そういう未来が創られる。

台風の影響で雨降りの涼しい朝。
両親と一緒に朝ごはんを
食べられることに感謝。

素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna