アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

黄色いさんかくの声

とある声優さんが
これからその道を目指す
若者たちに話をしていた。

ひとりの男性が質問。
どうやって
いろいろな声を
使い分けるのか?

声優さんは質問返しをする。
黄色いさんかくの声
出してみて?できる?

戸惑う質問者。
声優さんは
黄色いさんかくになって
おしゃべりをする。
会場が感嘆でざわめく。

ある道を極める人は
想像力や直感を駆使する。
ひらめきを使う。

ゾーンに入ったスポーツ選手は
頭でっかちな人が
使わない感覚を活用して
素晴らしい動きをする。

母親だって同じ。
家事をしながら
幼い我が子の気配を
背中で読みとる。
拍手喝采を浴びないから
その能力に気づきにくいだけ。

ある特定分野の
能力を向上させたいならば
やることは2つ。

基本をおさえる。
その枠を破る。
これを繰り返す。

例えば英語の発音。
ネイティブスピーカーの
音を聞いて真似をする。
これが基本。

型を破るには
全く知らない言語の
音真似をして
タモリさんのように
それっぽくしゃべる、など。

文章の場合。
書きたい種類の文章の
手本を読んで形式を学ぶ。

型を破るには
毛色の違う文章を
読んだり書いたりする。

別の空気に触れて
身体を使って行動することで
違いを体感しながら
その差異を意識して理解する。

そしてまた基本に戻る。
それを繰り返す。

意図的にやれば
いろいろな分野の
エキスパートになる。

今朝はグリーンパスを
取得してから針仕事。
行ってきます。

素敵な1日を。

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Foto Yaegashi Luna