アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

皆既月蝕と天王星蝕の天体ショーよりもめずらしい舞台の主人公

ほぼ日本全土で観察できた
2022年11月8日の天体ショー。

とてもレアな現象を肉眼でも
簡易望遠鏡でも確認できたおかげで
かなりたくさんの人が関心をよせて
夜空に願いを放った様子。

職場から帰宅したとき
庭の駐車場で車を止めて
ライブ配信を楽しませてもらった。

イタリアと日本の時差は8時間。
こちらのお昼に仕事を終えたので
ちょうど天王星が
月の影から顔を出す直前だった。

ぴょこっと飛び出した
小さな天王星の光に向かって
たくさんの人が
いろいろな願いを
言葉にしているチャットが
とてもおもしろかった。

合格祈願
恋愛成就
目標達成
復讐祈願

めずらしい宇宙現象に
願掛けをしたくなる
その気持ちはわかる。

だけどさ。

私達自身の誕生そのものが
もっと激レア現象なのに。
どうして自分自身に
願掛けしないんだろう?

私達が持って生まれる
ホロスコープチャートは
ほぼ26000年に1回しか
ありえないそうだ。

とてもめずらしい星の配置を
みんながそれぞれ持っている。
詳しい計算を実際に
自分でやっていないので
断定はできないけれど。

しかも26000年前か後に
仮に人間が生まれるとしても
同じDNAや国籍や名前で
あるはずがない。

私達は誰もが激レアキャラ。
それぞれがめずらしい舞台の
主人公なのだけれど。

なぜか隣近所の舞台を
気にしすぎて比較して
観客探しに躍起になる人が
多すぎるよね?

自分の舞台を素晴らしい作品に
仕上げるためには
自分で取り組むしかない。

もちろん協力者の力も
ありがたく借りないと
たったひとりでは成り立たない。

まわりの誰かはほぼ脇役。
身近な準主役級の人と
絶妙な駆け引きをするには
お互いの呼吸を合わせることが要。

ひとりで何役もこなす
少数精鋭の舞台を選ぶ人もいるし
フラッシュモブみたいに
大勢の人間と呼吸や振り付けを
合わせる舞台に挑戦する人もいる。

私は現在イタリア長期公演を
精鋭メンバーで絶賛公開中。
素晴らしい人材に恵まれて
舞台は着々と進行している。

次のシーンの構想も
描きつつ同時進行で
主役をこなしている。

なかなかの名女優だと
自画自賛しながら
なりきり演技をお披露目中。

地球上で繰り広げられる
みんなの激レアショーが
楽しいものでありますように。
それが私の願いです。


Foto Yaegashi Luna