アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

タイミング

そうか。
そういうタイミングなんだ。
と、腑に落ちることが
近頃ほんとうに多い。

というか
この世の本質は
ベストタイミングだらけ。

だけどアレコレと
こじらせているのは
ニンゲンという
ちょっと変わった生命体。

ワタシも今現在
ニンゲンというバイオスーツを
使わせてもらっているので
例外ではなく
時折勝手にこじらせている。

だけどそんなことも
まるっと含めて
体験したくて地球に来た。

だから酸いも甘いも
ありがたく楽しませてもらっている。

先日、愛車の車検があった。
今年の夏ハンドルのクッション部分の
ゴムがボロボロと落ちてしまって
換えのパーツを待っていた。

安定しないハンドルの状態で
なんとか職場と近所の移動だけは
こなしていたけれど
車検に持っていったら
まずはハンドル修理が先だと
受け付けてもらえなかった。

日本とは仕組みが違っていて
すべてのチェックや調整を
ひとつの場所でやってもらえない。

ハンドル修理をやってくれるはずの
修理場に車検場から直接行ってみたら
なんと!
翌日に換えパーツが手に入るとのこと。

20年以上経ってる古い型の車なので
廃車になる部品を夏からずっと待っていた。
人間で言えば臓器移植。
事故で廃車になったのではないことを
祈りつつ感謝。

翌日自分で換えハンドルを
廃車部品扱い工場まで取りに行った。
取り付け工場まで移動して
ガタガタのハンドルと
交換してもらった後すぐに
車検工場まで移動。

ところが。
ハンドルとタイヤの角度がバラバラで
まっすぐ進む時にハンドルは傾いている。
それは別の場所でないと
調整できないということを
その時初めて知らされた。

車検が無事に終わって
ハンドルの位置も整えるまで
結局4つの工場をはしごした。

すべてのタイミングが
ぴたぴたと合っていたので
あちこち移動しても心労はなかった。

「自分の人生と重なるなあ」

と、思いながら
愛車のケアのために移動していた。

平穏な時期を経て
トラブルが発生して
なんとかしようと動く。
ただ待つ時期もある。

なんだかんだあっても
結局まるくおさまって
なんとかなってしまう。

そうなんだよね。
なんとかなってしまうんだよね。

まだしばらく愛車との日々は続きます。
素敵な日曜日をお過ごしください。



Foto Yaegashi Luna