アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

それっぽい

物や人があふれている場所には
「それっぽい」だけで
本質がすかすかのモノが
たくさんあり過ぎる。

だから大きな町は
あまり好きになれない。
確かに便利だし
なんでもあるようにみえる。

商品がずらりと並んだ
食品売場では
食べれば食べるほど
栄養失調になりそうな
モノの背比べ状態。

きらびやかな演出で
目がくらんでいる
盲目的なニンゲン達は
完璧なる洗脳状態で
安い物をカゴに詰め込む。

ちょいとオニイサン
アタシと遊ばない?

色仕掛けで客を誘う
化粧の濃いオンナ。
そんな感じのモノだらけ。

ほんのひとときの
快楽を味わうためなら
その誘惑に落ちてみるのも
人間ならではのお楽しみ。

だけど。

それがあたりまえになれば
人生まるごと味覚障害。
そうなると抜け出すことが
なかなかできない。

なるべく本物の味を
身体に覚えさせるために
心地よくできる範囲で
衣食住をシンプルにする。

これを心がけている。

それっぽくて怪しいモノとの
お付き合いは程々に。

木漏れ陽が心地よい土曜日。
素敵な週末を。

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Foto Yaegashi Luna