アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

ベートーヴェン・エム・つんく♂

耳の聞こえない音楽家。
目の見えないイラストレーター。
声を失った歌手。

武器として使っていた能力を
もぎ取られたときに
情熱は秤に乗せられる。

それをせずにはいられない?
それともすっぱり諦めて
他の道へ進んでみる?

人前に出ている人
ひっそり生きてる人
どんな人間にも
こういう場面に立たされる
局面が訪れる。

周囲の期待が大きければ
その圧力は重い。

魂的な視点からみれば
そういう状況を自ら望んで
創り上げているのだけれど
3次元的な見方をすれば
うっとおしい重圧。

ベートーヴェンは作曲を続けた。
エムさんは絵を描く。

創作せずにはいられない。
魂の叫びに沿って肉体を使う。

最強だった武器が使えない。
たから工夫をする。
あたりまえに身体機能を
使っていた頃には
操れなかった能力が
必要に迫られて活性化される。

つんく♂さんは純粋に
音楽を楽しむ気持ちを
再認識して立ち上がり
エンターテイメント界の
成長基盤を作るために
精力的に活動している。

彼のホロスコープを
確認してはいないけれど
行動力の象徴である
火星のシンボル♂を
名前の一部に使っている。
本人の意思がのった芸名。

『小学生の頃、堺正章さん主演の「西遊記」をかっこいいと思っていた記憶。お、この「なめ猫」ってのは絶対に流行る! って思った記憶。聖子ちゃんや中森明菜やキョンキョンでなく、「伊藤つかさ」が可愛いと思った記憶。』

https://note.tsunku.net/n/n22972c7216d4

つんくnoteのここを読んだとき
なるほど!と腑に落ちた。

彼のアンテナにひっかかるもの。
それは集団・グループ
そして大衆にかわいがられる存在。
基本ピンで動く天才肌ではない
愛おしき人間達の群れ。

本人が明言しているように
「圧倒的多数の凡人」が
エネルギーを注ぐことで
発生して増長する熱量。

そこにターゲットを絞って
活動をしている。
それがやりたくて生まれた。
そんな魂の持ち主なのだろう。

全く別世界で生きる
つんく♂さんと私の共通点は
「自分の方程式を信じる」
ここだな、と思う。

生きる場所や活動内容が変わっても
やりたいことを成し遂げるには
この「自分自身の方程式」を
手探りで見つけて使い続ける。
これに尽きる。

アンテナにひっかかるもの。
それを書き出してみると
あなただけの方程式が
浮かび上がるかもしれない。

天気のいい日曜日。
ライスミルクコーヒーと
渦巻きビスケットで
くつろいでます。

素敵な日曜日を。

f:id:yluna:20211219185430j:plain
Foto Yaegashi Luna