アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

仮定の上に成り立つ数式を崇拝する

簡単な手作業をしながら
物理・量子力学の動画を
たまに聞き流している。

複雑そうに見える
数式や定理を操っている人たちが
ものすごく賢いという定義で
この人間界は成り立っている。

「〇〇と仮定します。
 実際はありえませんが」

こういう表現が頻繁に出てくる。

ということは
世の中で正式に数式として
崇められている形式は
現実に存在していない仮定を
もとに作られている。

ではなぜ肉体を持った
リアルな人間が
非現実的な数式を
崇拝しているんだろう?

解剖学者の養老孟司さんいわく
人間は「同じにする」ことで
安心しているけれども
動物はひとつひとつの個体を
匂いやエネルギーで判断している。

分類して枠にくくることが
できないからバカだと
一蹴することは愚かしい行為だ。

個体のエネルギー差を
感知できない人類は
アンテナ感度が極端に鈍っている。

どこかの分類の枠の中に
入ることで安心を得る。
その枠の中に入っていないと
生きていくことができない
という不安を抱く。

そんな社会を生み出して
分類マニアになった
ホモ・サピエンス。

ワタクシも分類は得意です。
だからこそ感覚アンテナを
とても大事にしています。

バランスをとることは
心身健康に暮らす要。

素敵な1日をお過ごしください。

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Foto Yaegashi Luna