アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

判断に迷ったら瞼を閉じてみると視覚に騙されない

現代人はパッと見の外見に
あっさりと騙される。

もともともっている
人間のデータ蓄積パターンは
無意識領域の影響も大きい。

情報の洪水が常日頃の
都会生活を生き延びるためには
ある種のアンテナを鈍らせないと
とても生きていけない。

例えば他人の思考。
色彩バランス。
空気中の毒素。

こういったものを
逐一感知していたら
おかしくなってしまう。
感度を鈍らせるというのは
自己防御の一種。

個人的に見えない領域の
感知アンテナが高めなので
大きな街に行くときは
瞼を閉じるように
いろいろな感覚器官の
感度を下げることにしている。

ヒトハ ミタメ ガ キュウワリ

というような本が闊歩する
世界を歩くためには
それなりの防御が必要。

目の前にいる人が
どのような人物なのか
判断に迷ったら瞼を閉じてみる。

声のトーンや震えは
隠そうとしていることがあっても
すべてを隠しきれない。

美しい洋服や化粧では
カバーしきれない
エネルギーがだだ漏れだから。

声すら必要ない時もある。
ただそこにいるだけで
物体も生命体も波長を放つから。

周りで起こっている出来事に
どうやって関与すべきか
判断しかねたら視界をいったん閉じる。
または直視しない。

するとエネルギーの
振動だけを感じることができる。

目の前で慌てふためく人の
その波動に流されないように
視線を少し外すと
よく視えてくるものがある。

大きな声をあげている
その本当の理由がわかる。
早口でしゃべっている
深層心理が漂ってくる。

秋が深まってきました。
素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna