アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

足すよりも削ぐ

今朝起きがけに浮かんだフレーズは

「なにを足すかよりもなにを削ぎ落とすか」


夢中になってしまう仕事内容をすぐに連想した。

昨日は本当に手作業に集中していて

帰宅時間を過ぎていることにも気づかなかった。


今日は私達と一緒に残るの?

と声をかけられるまで全く時計を見なかった。

「余分な所を切り取って端の処理をする」

という細かい作業に没頭していたのだ。


パートタイムなので5時間就業。

アイロンがけ担当者がひとり

私と同じパートタイムだけれど

他のメンバーは8時間契約。


みんなより遅く出勤して早く帰る。

午後の時間を好きに使いたいから

最初から自分で選択して契約をした。


よくよく考えて見ると

ボタンやラベルを縫い付ける作業は

どちらかと言えば好きではない。


糸くずやかさばりを丁寧に切り落として

穴を塞ぎ形を整える作業が好き。

掃除や整理整頓が苦にならないどころか

趣味のひとつであることにもつながる。


だから新しいアクセサリーや服を

どんどん作って誰かへ届けたいという

加える・足すエネルギーを放出することに

ときめきをあまり感じないのだ。


私の創造性は何かを整えたり

不要なものを削ぎ落とす方向に使うと

心地よく感じるみたいだ。


確かに絵の描き方も文章も暮らしも

なるべく単純明快にしたい。

こってりてんこ盛りの人生もメイクも

描写テクニックも好きになれない。


そうか、そうか。

と納得しながら朝ごはんを食べる。

シンプルな組み合わせで。


モノや情報が溢れて溺れている人が

うじゃうじゃいるこの世の中に

不要なものを削ぎ落とすやり方を

体現して生きていくだけでいいんだ。


そんなことを考えた土曜日の朝。

本日のメイン活動も身のまわりの整理。

素敵な週末をお過ごしください。



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Foto Yaegashi Luna