アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

カラスが窓をノックした朝の昼下がりに首と心臓のない死体が庭に転がる

タイトルを読んだら何を想像する?

推理小説?ホラー映画?オカルト漫画?


実はシンプルな事実描写。

何も盛っていないし作り話ではなく

いたって単純明快に

実際に起きたことを記述しただけの1文。

2020年5月21日の出来事。


3日連続で出処がわからない

硬質な音を聞いて目が覚めた。

隣の家で工事でもしてるのかな?

そう思っていたけれど

21日は早朝の5時過ぎだった。


目が覚めたのでトイレに向かった。

するとリビングの窓際にニシコクマルカラスが

居座ってこちらを見ている。

身体を膨らませてギャーギャーと鳴き

くちばしで窓ガラスを叩きはじめた。

この姿はビデオに収めたので

興味がある方はフェイスブックからどうぞ。


この音だったのか!と納得したけれど

3日連続で私が寝ている時にやってきたカラス。

何をしたかったのだろう?


その日のお昼過ぎに

窓をノックしていたカラスの亡骸が

庭にごろんと転がっていた。

その死体の心臓がくり抜かれ首がなかった。

同じカラスなのか同種なのかはわからない。


駐車場からバックで自動車を出すと

潰してしまう場所だったので

庭の片隅の刈り取った草の下に移動させた。

翌朝その死体はさらに食べられていて

足と羽が散らばっていた。


窓を叩くカラスはもう姿をみせない。

どう解釈するかは何事もその人次第。

事実は小説より奇なり。



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Foto Yaegashi Luna