アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

サイレント・マイノリティ

小説家、塩野七生さんの

本のタイトル

静かなる少数派。


入院しているお義母さんの

付添いをしながら

そのことを考えていた。


膝の手術がうまく行かず

再手術を待っている。


薬の量がものすごい。

病院から出されるものに加えて

毎日服用している錠剤も持参。

まさに薬漬け。

合法的な薬物中毒。


彼女も周囲の人も

信望しているシステムに

真正面から反対しない。


ただし本音は隠さない。

静かにことばにする。

こんなに服用したら

体が悲鳴をあげそうだね、と。


私はもう何年も医薬品を

体内に入れていない。

少々の毒は簡単に入ってくるから

それだけでもう、充分。


近所のスーパーマーケットで

普通に買い物をして食べれば

添加物や着色料は

どんどん体内に毒を残す。


毒出しを頻繁にして

残留毒にやられないように

心身を鍛えるしかないだろうと

覚悟をきめて笑っている。


サイレント・マイノリティでいい。

けれど沈黙の少数派ではなく

静かにそっと語る。

そういう道を選択している。



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Foto Yaegashi Luna