アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

七夕の約束

大学生の頃

いちばん側にいてくれた人と

ふざけ半分で約束をした。


恋人、友達、家族

どの定義にもあてはまらない

その人と交わした

遊び半分の七夕の約束。


それは姿形を変えて

私の現実を創りあげた。


時折、預言の書という話題を

耳にすることがある。


数年後、数十年後、数百年後

単なる小説として書かれた

ストーリーとそっくりの

事柄が発生する。


登場人物の名前まで似ていたり

偶然の一致として片付けるには

共通項が多すぎる話。


私が今、体験している世界は

過去に自分で放った言葉から

形造られている。


それならばもう二度と

悲劇は語らない。


今宵晴れ渡る宇宙に放つ

おとぎ話に登場する人々はすべて

鮮やかな笑顔でいきいきと

それぞれの世界を構築する。


そしてそれは現実となる。


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foto Yaegashi Luna