アレコレ楽書きessay

「イタリア楽描きessay」のサブブログ

どうしてもやってみたくなる魅惑の3点攻撃

攻める訳ではないけれど。
私をピアノの前に呼び寄せる
魅惑的な魔法はコード。

クラッシック音楽は
それはそれで美しいけれど
どうしても奏でたいと
感じることがなくて。

中学生までだらだらと続けた
ピアノをいったんやめた。
ほとんど練習しなかったので
若いピアノの先生は
いつもため息をついていた。

月日は流れ
時折白黒の鍵盤に
触れることはあっても
毎日ピアノの前に座ることはない
長い年月が刻々と過ぎ去った。

ピアノの音は好きだった。
CDをよく聞いていた。
ジャズピアノの演奏を聞いた時
あれ?とアンテナが動いた。

クラッシック音楽や
楽譜通りの伴奏じゃなくて
即興でも奏でることができる
コード進行の魅力に気づいた。

そういやギターでは
よくコード進行って聞くけど。
You Tubeでピアノの
コード演奏動画を調べた。

あるある!
そりゃあるよね。
いろんな音楽への関わり方を
している人がいるのだから。

最初は息子のギターを借りて
和音を奏でる練習をした。
どれがドレミファソラシドか
わからない状態からだと
もどかしくてたまらない。

友達の家のピアノを借りて
手元にあった楽譜集に
メモをとりながら
コードに慣れてみようとした。

ウィルス騒動を挟んで
あれこれあった今年の夏
我が家に電子ピアノがやってきた。

それから毎日弾いている。

自然に手を置けば
奏でることができる
3点攻撃の和音。
動かせば4・5点と幅は広がる。

カラオケ伴奏を聞きながら
耳コピで適当に弾いてみる。

嗚呼!これだよ、これ!
アタシがやりたかったのは。

楽譜がなくても歌いながら
奏でることができる
魔法の呪文みたいなコード。

人類にある種の共通感覚を
呼び起こすコードの不思議。
どっぷりハマってます。

さて針仕事へ向かいます。
素敵な1日をお過ごしください。


Foto Yaegashi Luna